学校紹介 - 新潟県立分水高等学校

ごあいさつ　　校長　渡邉　優子

自律協働と師弟同行のもとで

○このたびは、新潟県立分水高等学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

○本校は、旧分水町の熱心な誘致により昭和５８年に創設されました。令和４年度に４０周年を迎え、今年度で４２年目となる「地域の高等学校」です。
　各学年２学級と小規模ながら、生徒の希望する多様な進路を実現するため、生徒・教員が授業・部活動等に一生懸命取り組んでいる活力ある学校です。

○校名の「分水」は大河津分水に由来する旧分水町に位置していることから名づけられました。大河津分水は、１４年の歳月と１０００万人の人手を費やして大正１１年に完成し、令和４年に通水１００年という節目の０年を迎えました。大河津分水の建設に係る大事業と長い歴史について、地元の小中学校とも連携を進め、より深い理解に努めています。
　さて、この大事業により、信濃川が「暴れ川」から「恵みの川」に変わり、蒲原平野の豊穣をもたらしました。８４人の犠牲をはらった大偉業でした。完成を記念し堤防には６０００本の桜の木が植えられ、今でも「日本のさくら名所１００選」に選定されています。
　本校の校章に大河津分水の象徴である「桜の花と水の輪」が組み合わされています。桜の花びらは個性豊かな若者を、3重に広がる水紋＝水の輪は、知・徳・体　の３つの理想を表しています。

○良寛ゆかりの地にある本校は開校以来、全校あげて良寛研究に取り組んできました。現在は、総合的な探求の時間で、地元自治体やロータリークラブなどと協働し、地域課題解決型キャリア教育を実施しています。本校の教育目標にある「自律協働」は良寛から「自律」を、大河津分水の建設の歴史から「協働」を学びます。分水高校はこの目標に向かって、「師弟同行」をモットーに教育活動を展開しています。

○地域と協働した教育活動をとおして、地域の未来を担っていく人材を育成する学校として、地域の方々のお力添えをいただきながら、生徒一人一人が充実した学校生活を送れますよう、よりよい教育活動の実践に努めてまいります。

令和６年４月　県立分水高等学校長　渡邉　優子

教育目標

　高い知性、たくましい心身、豊かな情操を養い、自律協働を実践する人間の育成を目指す。

目指す学校像

スクール・ミッション（社会的役割等）

【地域と協働した教育活動をとおして、地域の未来を担っていく人材を育成する学校】
・地域課題解決型キャリア教育の実践をとおして、課題に向き合い、解決するために必要な資質と能力を育成する。
・地域に貢献できる高校として、地域の教育資源を活用した教育活動をとおして、必要な資質・能力を身に付けさせ、地域の未来を担っていく人材を育成する。
・社会性や豊かな人間性を身に付けた生徒を育成し、地域の発展に寄与できる人づくりに貢献する。

スクール・ポリシー（三つの方針）

★グラデュエーション・ポリシー（育成を目指す資質・能力に関する方針）

～卒業までにこのような資質・能力を育みます～

①「自立協働」と「師弟同行」の精神を育みます。
②探究学習で、地域の課題を発見し、その課題を解決する能力を養います。
③積極的に地域と関わり、自己表現や協調性、コミュニケーションを図る能力を身に付け、地域に貢献する態度を育みます。
④授業や探究活動を通して、プレゼンテーション力を育みます。
⑤自分や地域の未来をデザインする思考力を育みます。

★カリキュラム・ポリシー（教育課程の編成及び実施に関する方針）

～上記の資質・能力を育成するため、このような教育活動を行います～

①選択科目の設定など、多様な進路希望に対応したカリキュラムを編成します。
②身に付けた確かな知識や技能を活かす力を育てるため、ICTを活用して分かる授業を行います。
③地域社会に積極的に貢献する態度を育むため、地域の機関等と連携した教育活動を展開します。
④地域の機関等から地域社会を取り巻く状況を踏まえた町づくりを学びます。
⑤探究学習及び教科を横断した活動を活かして、自分の未来をデザインします。

★アドミッション・ポリシー（入学者の受入れに関する方針）

～このような生徒を求めています～

①目標に向かって日々の努力を惜しまず、果敢に挑んでいく強い心を持った生徒
②感謝する心を忘れずに、他者の心の痛みのわかる豊かな心を持った生徒
③地域を愛し、地域に学び、地域に貢献しようとする意欲を持った生徒
④基礎的な知識・技能を持ち、発展的な応用力・表現力の獲得をめざす意欲のある生徒
⑤自らの可能性を信じ、何事にも積極的にチャレンジしようとする生徒